恋に一番近くて遠い君

「俺はそれを見てるお前の方が可愛いと思うけどな。」



今日の陸玖はなんかおかしい。いつもそんな事言わないのに。恥ずかしい言葉をさらっと言っちゃう。



どくどくと胸の鼓動が速くなる。これじゃ隣にいる陸玖に聞こえちゃうよ。




「ね、ねぇ。イルカショー見たい。」




なるべく平然を装ったつもりだけど、声が震える。



「ん?イルカショーはまだじゃね?まぁ今から行ってもいいけど。」



「じゃ、じゃあ、適当に見ながら行く。」



「適当に見ながらって、せっかく来てんだからちゃんと見ようぜ。」




もう長時間2人きりはすごく嬉しいけど緊張しすぎて苦しいよっ!



でもこうやって緊張してるのは私だけなんだよね。陸玖はなんとも思ってないんでしょ。今だってこんなに平然としていられるんだから。



恋をするとこんなにも気持ちが整理できないんだな.....。