「旭く~ん♪イイ子だから..早く帰ろうね?」

「餓鬼扱いすんな?.」

椎の頭をぽんっと叩いた。


「じゃあ早く帰りなさいっ!.」

「いーや…」

俺はいじけた感じで言ってみた。
椎に通じるか分かんないけど…笑

「なんで帰らないの?」

やっぱ通じねえか
俺にはお前の機嫌変わったら
すぐ分かるんだけどな…


「家…暇だし…」

「あはは!ならいつもの取り巻きと…」

椎が言い終る前に
俺は言い返した。

「あんなん一緒にいたくねぇし…」

俺はお前と少しでも長く居たいから…

「怒らないで旭っ!ごめんね..?」

「許さな~い♪」

「もぉっ!馬鹿旭っ」


こんな時間を過ごせば過ごすほど
椎が好きと気付くんだ…