「ねぇーねぇー3年3組の瀧澤先輩イケメンすぎるー」
ー…『だから?』
「やばぃー今日校門で会っちゃた」
ー…『一緒の高校だから、会うでしょ』
「あーイケメン」
ー…『うるせぇーな』

朝からクラスの女子の甲高い黄色い瀧澤先輩の話しを聞きながら、心で、ぐちぐち言ってる私
ー…龍門 秋月(りゅうもん あきら)
「ねぇー秋月瀧澤先輩イケメンすぎるでしょ?」

『うん!めっちゃイケメン』
朝から女子の話題になっているのが、瀧澤先輩。学校1イケメンな、先輩だ。
「秋月…。あんた、瀧澤先輩見たことないって言ってたじゃん。」
『めんどうだから。知らないとか言うと。』
「まーぁね??」
『雛乃は、見たことあるの?』
「あるよっ!学校1とか言われてイケメンな先輩見なきゃ損だよっ?』
『ふぅーん。あんま、興味ないや!』
「そっか…。」
雛乃(ひなの)は、私の親友であり、一番の理解者。
「キーンコーンカーコン」
「おぃ、早く席につけ。」
「やばっ。秋月またね。」
ー…『またねって。席戻るだけじゃん』
担任がきて、ようやく瀧澤先輩のマシンガントークは、終わった。
………
朝の会も終わり、一時間目の科目の準備を…
「あっ龍門.後で職員室にこい。」
『えっ?あ、ぃや、はぃ!』
「秋月やばぃじゃんー。何したの?」
『なんもしてないから』
「あーきれてる」
『黙って、』
「はいっ!!」
このときから、永遠は、始まっていたの?