「…今すぐ1万持って来い」
「えっ!?そ、そんな…!」
「俺に口答えすんじゃねぇ!…いいな?」
「…うっ…は、はい…」
男子生徒は泣いていた。
…可哀想。
しかも、まだ金を要求するなんて…!
どこまで性格悪いのよ!!
…あたしは、我慢の限界だった。
「…ちょっと、そこのあんた!!」
「…あ?」
あたしは龍崎の元へ近づく。
この後、きっと自分はボコボコにされるだろう。
…でも、こんなのいいわけない!
「てめぇ、誰だよ」
「あんた、何様のつもりなの!?金が欲しいからってこんなことしていいと思ってんの!?」
「…うっせぇな。失せろ」
「ぼ、僕はいいので!早く逃げてください!」
…失せろ?
…逃げてください?
…冗談じゃないわよ。
あたしの辞書にそんな言葉は何処にも載ってないっつーの!

