◇Sleeping Beauty◇~暁の目覚める時~




「まだ息があるのは辛いだろう、すぐに、終わらせよう」



団長が銃口をまたセンリに向ける。今度は、もう我慢ならなかった。



「やめて!!」



私は声を上げながら必死に二人の前に出る。その時、フードが取れ、赤い髪がふわりと舞った。



「赤い髪……暁の姫か!!?」



驚き、恐れたように後ずさる団長を、私は睨む。



「そう、私はあなた達が怖がってる暁の姫!!二人を傷つけたら、地獄の底まで呪うから!!」


だから、お願いいなくなって!!!二人を傷つけないでよ!!



「ええい!!死ねぇぇ!!!」


「っ!!」



今度は私に向けられる銃口に、私は身動きが取れなくなる。そして………



ーバンッ!!!


引き金を引かれ、私は目をギュッとつぶり、耳を塞いだ。



「この、考え無しが!!」


ーキィィィンッ!!



咄嗟にルークが私を庇い、銃弾を剣で弾いた。



「わ、ルークすごい!!」

「感動してる場合かよ………怒る気も失せるな」


感動する私に、ルークは毎度ながら呆れていた。