「まだ息があるのは辛いだろう、すぐに、終わらせよう」
団長が銃口をまたセンリに向ける。今度は、もう我慢ならなかった。
「やめて!!」
私は声を上げながら必死に二人の前に出る。その時、フードが取れ、赤い髪がふわりと舞った。
「赤い髪……暁の姫か!!?」
驚き、恐れたように後ずさる団長を、私は睨む。
「そう、私はあなた達が怖がってる暁の姫!!二人を傷つけたら、地獄の底まで呪うから!!」
だから、お願いいなくなって!!!二人を傷つけないでよ!!
「ええい!!死ねぇぇ!!!」
「っ!!」
今度は私に向けられる銃口に、私は身動きが取れなくなる。そして………
ーバンッ!!!
引き金を引かれ、私は目をギュッとつぶり、耳を塞いだ。
「この、考え無しが!!」
ーキィィィンッ!!
咄嗟にルークが私を庇い、銃弾を剣で弾いた。
「わ、ルークすごい!!」
「感動してる場合かよ………怒る気も失せるな」
感動する私に、ルークは毎度ながら呆れていた。


