◇Sleeping Beauty◇~暁の目覚める時~



ーバンッ!!


銃声が響いた。それと同時に、センリの体がゆっくりと崩れ落ちる。



「おい…一成………?」


「田…村……………」



真っ赤に染まる胸元を押さえ、センリは冷たい地面に横たわる。それに、カイは駆け寄った。



「おい!!一成!!」


「ホッホッホッ。これでお役目御免だよ、センリ」



その声には聞き覚えがあった。サーカス団の団長だ。団長の手には、銃が握られている。



まさか、団長がセンリを打ったの!!?



私や、カイも信じられない思いで団長を見つめる。



「どうして!!どうしてだよ、団長!!」


「センリは裏社会でちょっとばかし有名になりすぎた。サーカス団の闇は隠さないといけないからだよ」



悪びれる事なく言い放つ団長に、カイは言葉を失っている。


それもそうだ。カイにとっては、命の恩人だったのに……




「必要無くなれば、命ですら簡単に消すのか。ゲスヤロウ」




ルークが、感情の読めない声で冷たく団長を見据える。