ーバンッ!!
銃声が響いた。それと同時に、センリの体がゆっくりと崩れ落ちる。
「おい…一成………?」
「田…村……………」
真っ赤に染まる胸元を押さえ、センリは冷たい地面に横たわる。それに、カイは駆け寄った。
「おい!!一成!!」
「ホッホッホッ。これでお役目御免だよ、センリ」
その声には聞き覚えがあった。サーカス団の団長だ。団長の手には、銃が握られている。
まさか、団長がセンリを打ったの!!?
私や、カイも信じられない思いで団長を見つめる。
「どうして!!どうしてだよ、団長!!」
「センリは裏社会でちょっとばかし有名になりすぎた。サーカス団の闇は隠さないといけないからだよ」
悪びれる事なく言い放つ団長に、カイは言葉を失っている。
それもそうだ。カイにとっては、命の恩人だったのに……
「必要無くなれば、命ですら簡単に消すのか。ゲスヤロウ」
ルークが、感情の読めない声で冷たく団長を見据える。


