「雫、ここは人が多い。座って話さないか?」 「でも………」 ここから離れたら、ルークは私を見つけられないんじゃ…。ううん、そもそも、私の事、探してくれてるの…? お荷物がいなくなって、せいせいしてたりして……。だったら、今はカイを頼るしかない。 「わかった、お願いするね」 「おお!任せろって!すぐそこに喫茶店があるんだ、そこで良いか??」 「あ、うん……」 「じゃあ、決まりだな!」 そう言って私はカイと喫茶店に入る事になった。