ードンッ、ドンッ、ピーヒャラ♪


ぼんやりする意識の中、何やら騒がしい音が聞こえてくる。



何だろう………まだ、眠いんだけどな……
というか、何でピーヒャラ??


まるで、お祭りのような音を不思議に思いながら、私は重い瞼をゆっくりと、持ち上げた。


「ん…ん……」


目を開けると、見慣れない木の天井が見えた。
外はまだ暗く、窓から月が見える。


まだ朝じゃないの?
だいぶ、寝たような気がするのに……


「それに、ここは………やっぱりまだ夢の世界…」


目が覚めたら、てっきりあの現実に帰れるような気がしてた。これじゃあ、どっちが夢で現実なのか、分からないよ。



そう考えると、どっと気分が沈んだ。


帰れるのかな、私………
それとも、ずっとこのまま、夢を見続けるの??


あの世界に置いてきた家族、友達とはもう二度と会えないのかな?そんなの、悲しい……


不安が募って、泣きそうになる。



「目が覚めたか、ガキんちょ」


そんな時、聞き覚えのある声が、近くで聞こえた。部屋を見渡すと、扉に背を預けて立つルークがいる。