「隼人様受け入れてくれる斎場が見つかりました。処置をしてから、そちらにご両親をお連れするのでよろしいでしょうか? 」
「うん。ご苦労だったね。じーちゃんにもそう連絡しておいて」
丸山さんから受け取った紙コップを私の手に握らせてくれて、その手を包みこむ。
「ゆうちゃん何か飲んで。心配だよ」
紙コップの中は紅茶が入っていた。コーヒーがダメな私のことを丸山さんも覚えていてくれたようだ。
「ありがとうございます、丸山さん。何から何まで……」
「いいんですよ。ご両親のことは残念でしたね。こちらで手配させてもらいましたが、費用は持ちますから心配しないでください。会長からもそう伝えるように言われていますから。ご両親と斎場に向かうことになりますが、ご親戚や連絡したい人がいるなら連絡してくださいね」
とっさに連絡するべき親戚も思い浮かばない。
「フランス大使と、大使館の従業員の方々に連絡を取りたいのですが…」
この人をどうにかしてと、丸山さんを見る。
「うん。ご苦労だったね。じーちゃんにもそう連絡しておいて」
丸山さんから受け取った紙コップを私の手に握らせてくれて、その手を包みこむ。
「ゆうちゃん何か飲んで。心配だよ」
紙コップの中は紅茶が入っていた。コーヒーがダメな私のことを丸山さんも覚えていてくれたようだ。
「ありがとうございます、丸山さん。何から何まで……」
「いいんですよ。ご両親のことは残念でしたね。こちらで手配させてもらいましたが、費用は持ちますから心配しないでください。会長からもそう伝えるように言われていますから。ご両親と斎場に向かうことになりますが、ご親戚や連絡したい人がいるなら連絡してくださいね」
とっさに連絡するべき親戚も思い浮かばない。
「フランス大使と、大使館の従業員の方々に連絡を取りたいのですが…」
この人をどうにかしてと、丸山さんを見る。



