「そのうち、さあいの親に話に行こう」


「うん…」

「今日は風邪引くから、帰ろう?」


拓磨と私は公園を後にした。



「ただいまぁ…」


お父さんはいつもと変わらない無表情でソファーに座っている。

私はお父さんの元へ行った。

「お父さん、はなしがある」

「なんだ?」

「私ね……子供ができたの……」


お父さんは、プルプル震えて、静かに話した。

「父親はだれだ…」

「3ヶ月くらい前に、私レイプされた…」

お母さんはとなりで泣いている。

しばらく、お父さんは唖然として動かなかった。