プルルルルルプルルルルル
『もしもし?』
「拓磨、話したいことがあるの」
『?わかった、公園でいい?』
「うん、まってるね」
公園は誰もいなくてだんだん暗くなってきている時間。
拓磨こないなあ
「さあい!!」
「拓磨…」
「話ってどうした?」
「あのね私…」
「ん?」
「にん…し…んして…た…」
「え?嘘だろ?」
嘘だったらどれだけ楽かと思った。
でもそう思うもと、赤ちゃんに申し訳なくて…
「さあいはどうしたいの?」
「わかんない……でも私まだ高校生だし、どうしたらいいかわかんない…」
「そっか…とりあえず、暗くなってきたし、また明日話そう?」
「うん…」
拓磨に送ってもらって家に帰った。
ただいまも言わずに部屋にこもった。
お腹の中に赤ちゃんいるんだ……
ごめんね、こんな弱いお母さんで…