可奈に電話しよう.........


プルルルルル


「もしもーし!さあいなしたー??」


可奈の声を聞いたら泣けてきて.........


「か、かなぁ......グスッ」

「さ、さあいどうしたの?!今どこ?」

「ファミレス......」

「今から行くから!うごいちゃだめだよ!」

そして電話が切れた。

10分後。

「ハァハァ、さあいごめん!おそくなった!」

私はおもわず可奈に抱きついて泣いた。


可奈は何も聞かず、よしよしって背中をさすってくれた。

「うぅ、ごめんね可奈、急に来てもらって」

「何言ってんの、親友が泣いてたら放って置くことなんてできないよ!」

「ありがとうね......それでね、実はさっき来たの、達也じゃなくて愛梨だった」

「は?!愛梨って達也の彼女じゃん」

「達也と別れたんだって」


「はぁ?それでなんで愛梨が?」

「達也のこと利用して将貴にちかづいたんだって」


全て話した。途中涙も出たけど、可奈がゆっくりでいいよっていってくれた。

「さ、さあいーー......」


可奈も泣き初めて、

「さあい、あんたいままで頑張ったよ、さすがにさ、もう別れた方がいいと思うよ。あんな最低男。」

「うん、そうなんだよね。でも少なくても最初はちゃんと私のこと好きでいてくれたから......それだけでも嬉しかった...」


「うん。あんな男といても幸せになれない。さあいにはもっといい男がいるよ。」


可奈がいてくれてほんとに良かった。可奈がいなかったら私は今どうなってたか...。


「可奈、ありがとうね、帰ろう」

「うん、じゃあ気をつけてね、またなんかあったらおいでよ!」

「うん!ありがとう!ばいばい!」