その後も愛梨の話ばっかりで、私は複雑になった。


「俺、帰るわ...」


え、さんざん愛梨の話して帰るの......?


嘘でしょ...

もしかして、将貴、愛梨の事好きなのかな......

しかも、いつも会うたんびに体を求めてきていたのにそれすらなくなった。


やっぱ私のこと好きじゃないのかな......


それからも将貴からも連絡は来ないし、電話も来ない。


「はぁ.........」


「さあい、どうした?」

可奈が心配そうにのぞき込んでくる

「可奈、どうしよう、私将貴に嫌われたのかも...」

「は?!なんでそーなるの?!」

「だって、最近メールだって来ないし私から誘わないと遊ぶことなんてないし...」

もう終わりかな......



ピロリン

「さあい携帯なった!将貴くんじゃない?!」

でも、見ても知らないアドレスだった。

「だれだろう...このアドレスしらない...」

恐る恐る開くと...


"突然ごめんな。達也です。
将貴のことで話したいことがあるので、今日の4時に、ファミレスに来てください"

た、たつや?!

しかも将貴の話なんて絶対いいことじゃないじゃん......