私の名前は、本田さあい。
ごくごく普通の高校生2年生。


今私の隣で口いっぱいにご飯を入れて喋っているのが私の親友、岸本可奈。


少しぽっちゃりしてるけど、髪の毛もふわってしていてすごく可愛い。


高校入学してからもなかなかクラスに馴染めなかった私1番初めに声をかけてくれたのが可奈だった。


「でねでね、さあい聞いてよ~!彼氏がね~…ゴホゴホ」


「可奈、しゃべるんだったら口の中に物がない時にね」


「はぁい…」


可奈とは、高校で初めて出来た友達でいつも一緒に行動していた。