授業が終わり放課後が来た。
今日は委員会だ。
委員会に行くために涼太を呼びに行こう
とすると、涼太の周りには女子の人だかりができていた。

『呼びに行きづらいなぁ・・・』
なんて思っていると、
「りんー!」
一人の男子生徒がやってきた。
名前は菊池隼。
隼は、私の親友だ。さらに…
涼太の親友でもある。
みんなはよく男女の友情はないって言うけど、そんなこともないと思う。
隼にはよく相談にのってもらう。
だから、私のことはなんでも知っている。もちろん、涼太を好きなことも…
今日みたいに涼太のまわりに女子が
いることは日常茶飯事だ。
だからこういう時はいつも隼に呼びにいってもらっている。