そして、今にいたる...
今は何故か同じクラスでしかも一緒に学級委員だ。
同じ委員ということもあって、前よりは
話すことが多くなったが、話すことは
大体、委員会のことだ。



「...ん... りん!.... 鈴!」

「っへ?」

「何回も呼んでたんだけど...」

「あー。ごめん。ぼーっとしてた。」

「また、涼太くんのことでも考えてたんでしょ」

「えっ!バレてた?」

「そりゃあね...毎日毎日だからね...」

なんてことを話してたらチャイムが鳴った。私は勉強が嫌いって訳でもない。
そこそこ勉強と運動は出来るほうだ。




涼太は、毎回のテスト学年トップ。
そして、運動神経抜群、顔もイケメン。
パーフェクトだ。
でも、すごく女好きだから、それが少し欠点だったりする。だから毎日毎日こうして廊下を歩くたびに周りの女子の歓声が響きわたるってわけ。