私は須崎鈴(スザキリン)16歳!
漫画みたいな 恋を夢見る高校2年生!


「鈴〜、おはよ〜」 
これは、私の友達の楓! 性格はかわいいけど、とにかくマイペース
まぁ、これがいいんだけど...


すると、廊下からやけに大きい
「きゃー」という声が教室に響いた
私は『うるさいなぁ』と思いながら、
廊下に目を向けた。
すると、廊下にはある男子生徒が歩いていた。 

彼の名前は桐谷涼太(キリタニリョウタ)。
彼は私たちと同じクラスで私の幼なじみ
でもある。
そして、私の好きな人。


涼太とは、自分たちの両親が高校からの
同級生で昔からなにかと一緒にいることが多かった。
幼稚園、小学校時代はいつも一緒にいるほど仲がよかった。 
でも、中学生になったある日突然、
私に対しての態度が一変した。
.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚  

『涼太〜!明日からわたし達も中学生だね!』

『んー』

『家近いんだし一緒に行こうね!』

『...無理。』

『なんでよ。いいじゃん』

『無理なものは無理。中学校ぐらい友達と行けよ』

『そっかー... わかった!じゃあ、また明日ね!』
 
それからというもの涼太は私に会うたび
昔みたいに話しかけてこなくなり、
私から話しかけても冷たい態度ばかりだった。
こんな事が毎日続いて、私もどうでもよくなり、それからは涼太とはめっきり話さなくなった。



.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚