黙って、必死に奈美に目で訴える。
美紀ちゃんとだけは、やめて。嫌だ。
その視線に気づいたけど、何が何だから分からない様だ。
「奈美…」
分かったのか、分かってないのか…
曖昧な顔をして
「じゃぁ、私はさとに教えるから、美紀ちゃんは市ノ瀬君お願いね。」
助かったぁ…
後から何かと言われそうだけど、仕方ない。
この時は、奈美にすごい感謝した。
一通り教えて貰ったあと、バイトを切り上げて…
お決まりのファミレス。
「で、さっきのは何?」
「うっ…うーん…。
実はね…。」
美紀ちゃんとのことを、奈美に話すうちに
なんだか分からないけど、熱いものが込み上げてくる。

