「よろしくなー上野」


「あっ金山君」


隣の席は金山君だった。


喋れる人だったから安心した。


「うおー優馬。よっしゃ、席近いな」


私の後ろは村上健人(ムラカミケント)君。男子バレーボールに入っている。


スポーツは得意だけど勉強はあまりよくない。


「真実ー」


「えっ優衣!?えっえっなんで!?」


「なんでって真実の前の席だからだよー」


うそっ。


なんと私の前の席は優衣だった。


優衣が近くにいるからこの席替えは成功だなって思った。