「じゃあ全校集会あるからみんな廊下に並んで」


先生が朝のかい終わってから言った。


みんなはえーとめんどくさそーにしていた。


がやがや がやがや


キーン


「はい、今から全校集会始めるから静かに。一同起立」


しーん


長々と先生の話が続いている。


私は給食のメニューを考えたりしていて先生の話など全く聞いていなかった。


しーん


しーんとした空気が続いている…。


うっ。


突然気持ちが悪くなった。


私は辛くて下を向いていた。


先生の話が長くみんな飽きてきたのかひそひそと話し声が聞こえた。


ひそひそと話している声は何を言っているのかは分からなかったが多分誰かの悪口だということは検討がついた。


この学校は男子も女子も関係なくいろいろな悪口を言っていた。


そこまで酷くはないがいじめに近いものだって他クラスでは起きていた。


みんなはそれを見て見ぬふりをしていた。


当然私もみんなと同じ見て見ぬふりをしていた。


クラス30人VS1人というのはすごく辛い。


私は絶対にそんなことになりたくなくてみんなに合わせてきた。


尚更そのひそひそ声が私のことではないか?と怖くなってきた。


集会は身長の低い人から順に並ぶ。


私は150㎝しかなくクラスの女子では一番身長が小っちゃく一番前に並んでいた。


みんな私のことを見ながら話しているのではないか?


と思うようになった。


そー考えると怖い…。


「以上で全校集会を終わります」


「一同起立、きょうつけーれい」


ようやく終わった。


私は怖くてはやく終われと思っていた。


そこから私は全校集会というものが怖くなった。


それから私自身の心との戦いが始まった。