名前…聞いとけばよかったな。

まぁ同じクラスなら、

分かるよね。

手の中にあるあったかいおしるこを包み、

「ありがとう。」

と、もう一度呟いた。

これだけのことなのに、なんでだろ。

胸の奥が…暖かい。

涙も気づけば止まっていた。

不思議な人だな…