「こんなところで…どうしたの?」

透き通るような

綺麗な声。

男子にしては少し高めかな。

「いえ…別に。」

失恋した、なんて

言えるわけないじゃん。

「そっか…

寒いんだから、風邪ひくよ。

はい、これあげる。」