リムジンのドアが開き黒いスーツを着た厳つい男の人が3人出てきた
「柏木 蛍さんですね。」
「そうですが、私に何かようですか?」
私は警戒心丸出しで言った
普通の女子ならそうするだろう
だからそうした。
でも、私の心は落ち着いている
3人なんとかなる数だ……
向こうは素人じゃないから手加減する必要もないし
私はバレない程度に構えた
「こちらにきて頂こうか。」
出してきた男の手を取り一本背負いを繰り出す。
1人完了
「この女!!」
次に出てきた相手にはカバンを顔面にぶつけてクリティカルヒット。
3人目に出てきた男には
得意の腰払いを決めた
流石に強いなもう、3人とも起き上がってきているじゃない
「そこまでにしろ!!」
車の中から50代ぐらいの洒落たスーツの人が出てきた。
「申し訳ありません!!」
3人の男が勢いよく頭を下げた
きっと雇い主なんだろう
「すまないね、お嬢さん。
私の名は東屋 正蔵(しょうぞう)と言うもので、佳祐の父親と言った方がわかりやすいかな?」
佳祐のお父さん……
ヤバイっ
「すっすみません!!」
あれってボディーガードとかだよね…

