「人」拾いました。拾われました。


















蛍side








「お邪魔します。」








「蛍ちゃんいらっしゃい♪ お母さんのお葬式いらいね。今日は泊まって行くんでしょう。明日学校お休みだからゆっくりして頂戴ね。」








「はい。おばさんお世話になります。」



胡蝶の家は久しぶり
おばさんはいい人だし、私もおばさんのことは好き










「さぁ〜、これやってみなさい」




これって、雑誌?

胡蝶に雑誌の1ページを差し出された。

よくあるyes、noで答えて進んでいく診断表だった。









【恋する乙女診断】






「何これーーー!」









「ほらほら佳祐の事を考えながらやりなさい!」











はいはい…(-。-;



















結果…



あなたは彼に恋をしている。






なんじゃこれー!!

恋…

鯉の間違いじゃなくて…







「これで分かったかしら♪」







何となく分かった

なぜ、婚約がいると聞いて気分が悪くなったのか

昨日のあの綺麗な女性が現れて動揺して眠れなかったのかも




私は佳祐に恋しているんだ。




でも、叶わない恋



虚しいだけの恋…







「ねぇ、いいこと教えてあげようか♪」








「昨日の校門の女の子人は佳祐の義姉さんよ」







「お姉さん?」






「そぉ、安心した?」









「それでも婚約者…」







「佳祐は婚約者には興味無いのよ!」




佳祐に興味がなくとも
佳祐はカッコイイし頭もいい料理だって出来るし優しい





誰だって惚れちゃうよ!




(。•́ωก̀。)…グスン





「ちょっとホタルー」





「何、失恋した気でいるのよー」








「だって、だって…。・゚・(ノД`)・゚・。」








「女でしょ、当たって砕けるのも悪くないんじゃない?」









「佳祐とこ追い出されたらうちにおいで!
実はねうちの両親の離婚が決まったの」








「えっ、」






「それでね、この家はお母さんが買った家だからねここで一緒に住みましょう
お母さんに事情ははなしちゃってるの☆だから、安心して。」











胡蝶の両親が離婚…