「招待状を‥‥」
「はい。」
「東屋様ですね。ようこそ賢木財閥船上パーティーへ、ごゆっくりお楽しみくださいませ。」
先に入っていた稔と胡蝶が手招きをしている。
「緊張するぅ~。」
「胡蝶ちゃん俺がついてるからなんの心配も要らないよ♡」
稔キモイ‥‥
蛍はあちこちをキョロキョロ見ている
立食だからそんなに堅苦しくないだろうと思っていたが、普通の人にはそんな風には見えないのだろう‥‥
俺はどんどん知らない内に感覚が麻痺ひしてきているのだろう
「何か食べるか?」
「そうする!」
明るい表情になっていく

