椎本が車のドアを開け




「行ってらっしゃませ。」



「じゃ。」



蛍は一礼している。





「スゴーイ!!!豪華客船!!私達あの船乗るの!?」



興奮状態だなw



「そうだよ。たのしみだな。」




「私、佳祐には恩返しができないくらいの恩ばっかり作ってるなぁ‥‥」





「恩ってなんだよ。」




「だって、お母さんが死んでしまってから私も死ぬつもりだったのよ‥‥。そんな時に佳祐が私のことを助けてくれた。佳祐は生きる勇気をくれた。私にとっては光だもの。」




蛍‥‥。


俺の事〝光〟って‥‥

俺的にはもっと俺の事頼って欲しい




チュッ‥‥

蛍のおでこに軽くキスをした。



「えっ‥‥////////」

パニックになってる姿を見ているだけで愛しい



「緊張しないおまじない♪♪」



恋ってこうゆうものなんだろう



この先、蛍以外の女は愛せないだろうな。





“お前は私の子だぞ‥‥”



親父の一言が蘇る


俺は親父のようにはならないからな‥‥



絶対に‥‥!!




ハァハァ‥‥





「佳祐方こそ緊張してるの?息あがってるよ?」





「俺も少し久しぶりだから緊張してるのかもな^^」