「人」拾いました。拾われました。

ピンポーン




江口先生が来たようだ




「先生いらっしゃい」




「表の表札に【東屋】とあったが、ここは東屋の家か?」




「そうやで♪」


お前がこたえるか?



リビングに案内しお茶をだした






そして先生が一息つき、


「柏木は大丈夫か?」




「医者に見てもらったが大丈夫だそうだ。
今は意識がないが。眠っているだけらしい、」






「そうか……、柏木は今どこに住んでいるんだ?」





「「「…………。」」」

3人が同時に固まる




「まさかと思うが、ここじゃないだろうな。」





「そのまさかだよ。」







「なぜそんなことになったんだ?」












それから俺は先生に蛍と出会った事のことを話した












「そんな事があったのか……
柏木も苦労したんだな……。」










「さぁ、俺は先生がしりたいことを話したんだ。
こっちの知りたいことを教えてもらってもいいだろう?」







「いいだろう。俺が話したことは他には黙っておいてくれよ。」





「先生やって、もちろん俺たちがゆったこと喋ったらあかんで。」



稔が睨みをきかせる


こういう時こいつが出すオーラどす黒く相手をかなりビビらすんだよな





ほら、先生だって……


見た事のない稔の雰囲気に驚いている





胡蝶はどんなんだ、


嬉しそうな顔!?
うっとりしてる!?


「ブラックな稔だぁ〜」
ボソッ





胡蝶は見たことがあったんだな










「学校は柏木の今朝の揉め事は無かったことととして取り扱うと会議で決まった。」






「やっぱりか……」




「それって、実行犯の主犯が岩倉さんだったからなんですか?」







「まぁ……そうだな……
うちの学校はかなりの援助を受けているようだから。」

歯切れの悪い返事をかえす





「凄い……稔と佳祐が言った通りになっている。」







「先生、学校休んだのか?」




まだ時計は11時を指している





「抜けてきただけさ……
少しだけ、柏木の顔を見てもいいか?」








「なぁー、先生はなんで蛍ちゃんをそんなに気にしてるんや?」






「蛍を生徒としてじゃなく女として見てるんじゃねえよな?」








「ち、違う……」





「あっ、わかった!蛍のお母さんが好きだったんだ!!」



真っ赤になっていく先生の顔



「へぇーそうゆうことやったんか。」






「この部屋だよ蛍が寝ているのは」





先生は蛍の寝顔をみて少しほっとしたような顔をしていた







「東屋、手出してないだろうな?」




「なっ、何を……。」





「まだだようだな。」

ニヤリと笑を浮かべる先生




「「へぇぇーーーーwww」」稔&胡





「傷つけるなよ。」




「分かってるつーの!」


「また、何か学校(先生)の方で変化があったら連絡を入れるよ。」







「頼む。」





「学校に戻るよ。明日は学校に来るように。」






「はーい。」








先生は学校へ戻っていった。