マンション
「雅美さん忙しい中わざわざすみません。」
「そんな事より私に見て欲しい子はどこ?」
「あの部屋で寝てる子やねんけど」
稔は蛍の寝ている部屋を指す
「あなた達私が出てくるまでこの部屋に入るじゃないわよ。」
雅美さんが部屋の中に消えていった
「ねぇ稔、蛍大丈夫かな?」
不安そうに稔に覗き込み尋ねる
「まぁ、雅美姉ちゃんの診断結果待とうや」
15分後、
雅美さんが部屋から出てきた
「雅美姉ちゃん……」
「彼女なら大丈夫よ。」
「「「良かったぁぁぁーー」」」
三者三葉に喜んだ
「と言っても命にってことだから、蹴られたりしてると思うから痣はあるわよ。意識が無いのはおそらく外傷からではなく、精神からくるものだと思うわ。
一応、診断書を書いておいたから
どう使うかはあなた達の好きにしなさい」
「ありがとうございます!」
「裁判沙汰になるんだったらいつでも承認台立つわよ♪
何なら、良い弁護士も紹介するわよ」
佳・稔・胡
た、頼もしい……
「あと、数時間ぐらいすると目覚めると思うわ
じゃ 私は帰るわね」
そして雅美さんは帰っていった。
そしてそこに1本の電話がかかってきた
「げっっ……
先生からや!」
心底嫌そうな顔をする稔
「何でお前の携帯の番号を先生が知ってるんだ?」
「う、まぁ色々とな。」
電話に出る
「もしもし〜、
うん、全員ここにおるでぇ欠席てゆうこでよろしく!
えっ蛍ちゃんの家!?
どこにおるかって!!」
やばいな蛍の住んでいる家が空き家のことを先生が確認したようだ
「なぁその事ほかの先生も知っとるん?
よかったァ〜。なんで先生しかおらん?
それよりどこかって。」
口パクで稔がここを教えていいか聞いてきた
そうだな……
電話の相手は江口先生だろう
あの先生なら大丈夫か
いいぞ稔。
「先生の周り誰も居らん?
じゃあええよ誰にも言ったらあかんってゆう条件でなら
○○○区○丁目 sunshineタワーマンション1052号室のほうにみんなおるから」
「ごめん!ここの場所教えることになって(泣)」
「仕方ないさ。それに江口先生だろ?」
あいつが故意にしている先生だ
悪いヤツでもないし
「なぜ、江口先生が蛍のことを?」
「蛍の1年の時の担任よ」
「それでか……。」
「ほかの先生はことを問題にして欲しくないだろうからな」
「そやな」
「どうして?」
「主犯格は現在の文部省の大臣の娘だろうからな」
「もしかして、岩倉さん?」
「そうだ。」
確か岩倉具視の始祖と言われている
かなりの権力者だ

