蛍side


校門付近から多くの人の視線、 そしてはっきりとは聞こいないヒソヒソとした話し声



どういうこのなの?




「柏木さん?」

声をかけてきたのは同じクラスの女子の集団

明らかに低い声
怒ってるの?私には何故かはわからないが


「おはよう?」


「ずいぶんいい気分なようね(怒)
ところでこの写真なに?」



突きつけられた写真は日曜に行った遊園地
私と佳祐が手を繋いで2人で歩いている様子のものだった



キャー
こんなの撮られたのー!?
恥ずかしいーー(//д//)



「……。」


「佳祐様と付き合ってるとか言うんじゃないわよね?」


威圧感が凄い


「うっ……。」

この雰囲気かなり不味いよね?

でも本当のこと言わなきゃ!



「つっ、付き合ってるよ……。」




「「「「「…………。」」」」」




長い沈黙


周りの女子の全員が固まっていた




「あっ有り得ないわー!!!!!」


1人の女子の発狂


「佳祐様を1人が独占するなどあってはならないのよ!!!」

パァッッン!!


頬へ伝わる痛み

これってビンタ!?


「あんたなんか佳祐様に見せられないような顔にしたらいいのよ。

皆さんそうではなないこと?簡単な事なのよ♪」


「そうね…」
「そうすればいいのよ。」


「見れない顔にしてやれば…。」
「誰がやったかわかなければ大丈夫。」

「さぁ、皆さん始めましょう」



何なのこれ!?
こっ怖い!
皆が私の事を見ている。目が据わってる……




助けて佳祐!




痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い


周りにいた女子達が私を蹴ったり殴ったりしてくる



私悪いことしたの?


意識が……


佳祐……