違う部屋に案内されて
「この部屋があなたの部屋になります。自由に使ってください。」
「ありがとうございます。」
「離れ以外には立ち入らないで下さい
それではこれからここでの仕事を教えます。」
「はい!」
そんなに大きな建物ではないけれども、
やることが多い……
でも頑張らなくちゃ!
私の新しい生活が始まるんだ!
ガッツポーズをした
「蛍さん、」
「さん付けはやめてくれませんか?」
「確かに部下にさん付けはおかしいですね。それでは蛍。
今帰ってきた妻を紹介します。」
「椎本 輝美(てるみ)です。」
よく通る声、
歳をとっているのこの夫婦は背中が伸びていて姿勢が綺麗だ
「すみません、なんとお呼びしたら宜しいでしょうか?」
「輝美でいいですよ。」
何故か、輝美さんはまるで孫をみるかのような目で私をみた。
「輝美さんこれからよろしくねお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします。私達は基本、母屋で働いています。だからこちらの離れを頼みますよ。」
「はい!」
「あっ、そうだ鍵を渡し忘れるところだった……
出入りの際は今日入ってきた所からしてください。」
鍵を手渡された
「私達は今から母屋に帰ります。
仕事は空いた時間にこなしてくれればいいですよ。
それと御主人様が来た際にはお茶のお相手をしてください。」

