キーンコーンカーンコーン 「あ、鐘なったよ。 どうする?サボっちゃう?」 「うん、ちょっと寝る。頭いてぇー。」 こうやって一緒にサボることもしばしば。 ん? 頭いたい? 「うわ、なんだよ。」 私は橘のおでこに手を当てる。 「熱あるじゃん。え、どしよ。 とりあえず、帰るよ!!!」 屋上をでて、橘に負担がかからないよう 支えながら歩く。