あの日から、私たちは 二人でいることが増えた。 橘のこと大嫌いだけど、ほっておけない。 あいつが私をどう思っているのか 知らないけど、居心地はいい。 「なぁ、美月。」 「呼び捨てにするな。」 私はあいつのことを橘と言い。 橘は私のことを美月と呼ぶようになった。 それと、もう一つ。