きっとあの人の話の途中だったんだろう。と思って体育館に入った。
男の人の話が終わると、
不良達が口ぐちに話しざわつき始めた。
さっきの人の話の時はすっごく静かにしてたのに。なんで?
不思議に思っていると、
「ねぇねぇ!
さっきの凄かったね。仁さんの話の途中で入ってくるなんて勇気いるよ!
それと入学式に遅れてくるなんてほんまとすごいね!」
と、すごい勢いで話しかけてきたのは
明るい茶色の色をしたボブヘアーの女の子だった。
か、可愛い。
目が大きく、身長は私より少し高いぐらいの女の子で私が15.5だから16.0くらいかな?なんて思っていると。
「名前何て言うの?」
と笑顔で聞いてきたので、
「あ、春川咲良です」
と答えた。
「咲良かぁー!可愛い名前
私は星野凛。よろしくね!
凛って呼んで!あと敬語はなしだよ」
可愛い凛が言ってきたので、
コクリと頷いた。
