「ソファーにふんぞり返っていたるのが
神崎蓮(カンザキレン)。蓮も俺かと一緒の3年だから。」


銀髪の代わりに遼が自己紹介してくれる。

蓮……..


なんだか心に響く名前だなぁ。


「私は春川咲良です。
宜しくお願いします」

私の自己紹介が終わると、

「えぇっと、じゃぁ本題にはいるよ」

遼がそういうので身を引き締めて話を聞く体制に入る。



「俺ら暴走族なんだ。」



「ぼ、暴走族?」


予期していなかったことを遼が言うもんだから私は目をパチクリさせた。