着いた先は港近くの大きな倉庫だった。


車から降りると、
倉庫の前に何台ものバイクが止まっていた。

倉庫の中に入っていく銀髪のあとをついて行くと、


ピンク、黄色、黄緑、青、金
などなど。

カラフルーな頭の不良が大勢いた。


あまりのインパクトに怯む私に対して
銀髪は中にズカズカ入っていく。



こ、こわい。
この中に入るなんて無理だよー!


持っていた鞄を握りしめて
下を向いて立ち尽くしていると、


「おい。」

前を向くといつの間にか私のところに戻ってきた銀髪が私を見下ろしていた。



たぶん私がついてきていなかったから
戻ってきてくれたんだろう。


私の顔お見ると、少し眉間にシワがよった。

私の顔が真っ青なのは見なくてなんとなくわかる。