おじゃましまーす。 心の中でそういいながら中を覗くと、 銀髪がそこにいた。 え、まって、 私この人の隣に座るの!? いつの間にかいなくなっていたブラウン色はバイクの側で凛にヘルメットを渡していた。 これは乗らざるおえない、のか? えぇぇい! のっちゃえっ! 「お願いします。」 運転手の人にそう言うと、 「はいっ」 と少し驚いたように返してくれた。 窓からは車を囲うようにバイクが3台でその3台ともに入学式であった顔ぶれだった。