この学校は実は何でもアリな学校なの。


授業さえしっかり受ければ、何を持ってきてもいい。


その点もあって私と茉優と倉田くんは選んだ。


まぁ、私は家から近いという理由もあるけどね。


「ねぇ、勇佑?」


「どうかした?」


「今日の卵焼きに人参入れたんだけど気づいた?」


「えっ、何それ!?俺普通に食べたってこと?」


「そういう事!」


「すげぇな、真奈。天才じゃん!」


「それは褒めすぎだよ!」


「いやいやマジで天才だから。」

「ちょっとお二人さん、私達もいるのにピンクオーラ出さないで頂けるかな?」


ハッ、忘れてた。


「どうせ、真奈の事だから忘れてたと思うけど。」


「ありえる。樋口時々俺らの事忘れるよな。」


うんうん。と2人で頷いてる。


やっぱりこの2人お似合いだね。