「よっしゃ!もうすぐ音楽祭!」


私の友達、山元七実がそう叫んでいた。

七実は学校行事、一つ一つ熱心に挑む子だった。

クラスの中心的存在の七実。

私はいつものその隣にいる。

私とクラスの人気者の七実。

うるさい奴らなんて言われたな。

七実はいつも私の傍にいてくれて

楽しそうに話をしてくれる。

私も七実が好きだったし、一緒にいて楽しかった。