「章太(しょうた)、置いて行かないで、章太__」



今でもたまに夢に見る。


あの時のことを。


病院のベッドで青白い顔で横たわる章太、


泣きじゃくる家族、友達。


私はただただ、動かない章太に声をかけ続けた__