「見てみ、光? 俺の雪だるま、でかいじゃろ」 章斗の隣には、うちの背と同じくらいの大きい雪だるまが立っていた。 章斗... 本気になりすぎじゃろ。 「でも顔の可愛さはうちの雪だるまの勝ちじゃな」 「あ、顔... 全然考えてなかった」 二人で顔を見合わせて吹き出す。 ほんま、章斗と一緒に居る時間が一番幸せ。 しょーもないことがいちいち楽しい。 章斗の笑顔は、うちを元気にしてくれる。