ふるふると首を振る坂本。


その様子を見てると、何だか笑えてきた。



「さあ坂本、ホテルへ行きましょ。

お父様達が待ってるわ」


「はい」



そう言って微笑んだ坂本を見て、なぜだか胸の奥がキュンと音を立てた。


何かしら...? この感情。




私がこの気持ちの正体に気づくのは、


きっと、


まだまだ先。









END.。.:*♡