大好きなんです【短編集】



だいくんが、机にあるグラタンに気がつく。



「やった、グラタンだ。美味そう」


「ちょうど今できたの。早く食べよっ」


「うん」



向かい合って二人で座る。


この感じも何だか懐かしい。



「「いただきます」」



こうして重なる声も。


私、さっきから感動してばっかりだ。