大好きなんです【短編集】



「そこなんだよね。

だって絶対あれデキてんじゃん」


「まさかの浮気とか〜?」


「それはやばい!」



そう言って楽しそうに笑う二人。


待ってよ、浮気?


そんなのありえない...


頭では必死に否定するけど、その可能性もゼロとは言い切れないかも。


最近は前にも増して、全然私にかまってくれないし。


帰ってくるのもどんどん遅くなってきてるし。


外食も、その葉山先輩...と行ってるのかな。


旦那さんを疑うなんてダメだけど、どうしても疑いが広がってしまう。