ということで、手作りチョコを作るためにわたしはある人に協力を求める
その人とは
「さっちゃん、いるー?」
「あっ、美咲様!はい!幸は準備オッケーです」
厨房を覗くと、そこには既に一人のメイドがチョコレートの材料のスタンバイをしていた
協力してくれるその人とは、設楽家の弱冠齢18歳の最年少メイド、幸ちゃんなのです
わたしは歳も近いことで、さっちゃんという愛称で呼ばせてもらっている
さっちゃんはひばりさん専属の使用人で、どうやらひばりさん自らどこからか拾ってきた・・・らしい
だから今まではあまり見かけることはなかったけど、最近あることで急激に仲良くなった
それは・・・
「そうだ、美咲様。幸、昨日カヌレを焼いたんですけど、お召し上がりになりますか?」
「えっ!?いいの!?嬉しい~」
わたしの一言でさっちゃんはエプロンのポケットの中から袋を出して、リボンを開ける
袋の中にはこんがり、艶々に焼けたカヌレがたくさん入っており、見るからに美味しそう
お味はもちろん
「美味しい~!!やっぱりさっちゃんのお菓子は特別だよ」
「でへへ。そう言ってもらえて、光栄です」
そう、さっちゃんはお菓子作りの天才なのだ

