幼なじみ結婚EX









さっちゃんのおかげですっかり快眠だったわたしは次の朝、さっちゃんに叩き起こされるまで一度も目を覚ますことないぐらいぐっすりだった





さっちゃんは朝からメイドの仕事をしなければいけないため、わたしを起こすと早々に部屋から立ち去った





部屋から出る直前に、さっちゃんにありがとうと感謝の意思を伝えると、さっちゃんはいつものようにでへへと笑い、ピースサインを作ってみせた





本当にありがとう、さっちゃん





さて、わたしも学校があるのでそろそろ起きなきゃと布団の中でもぞもぞしていると、携帯に着信があることに気づいた





誰からだろうとメールを開くと、画面に映し出されている名前に目を見開いた





翔くんだ!!





愛しくて愛しくてしかたがなかった翔くんの名前を見ただけで、昨夜散々泣いたはずなのにまた目頭が熱くなってくる





ごしごしと腕で涙を拭き取り、翔くんからのメールを開くと、そこにはアメリカに無事に着いたという簡易的なメールと、あちらに到着した時に撮ったものなのか真っ青な蒼空の写真が添付されていた





なんで空の写真…





どうせなら翔くんの写真がよかったよ…





それでも自分が見た景色をわたしと共用したいと思ってくれた翔くんがどうしようもなく愛おしくなる





アメリカとこっちの時差ってどのぐらいだったけ?





よく聞くのはあっちとこっちじゃ昼夜逆転してるらしいから、今は夜なのか…





まさか到着当日から研修に行ってるとかないよね?翔くんのことだからものすっごいありえるんだけど





とりあえずわたしも翔くんにメールの返信をし、くれぐれも無理はしないようにと念を押しといた