「これだから、亭主関白はイヤなんですよ!!あぁ、リョーカが可哀そうです、こんな血も涙もないボスのパートナーだなんて、わたしだったら耐えられマセン!!即、離婚デス」
「ふんっ。こっちだってお前のような喧しい女を嫁として娶った忠継に同情する。ご愁傷様とな」
今さらっと出てきた『忠継』とはキャシーの旦那で、俺に仕事のノウハウを教えてくれた所謂先輩みたいな人
そんなことよりまた随分と話が脱線しているような気がする
でもこの二人の会話の間に入るのは、正直言って無理
「もぉ、もぉ!!ボスがこれだから、ダーリンにまで悪影響が及ぶんデスヨ!わたしはこの数年、ダーリンからのラブを一度たりとも受け取ってはいない!!だから!!今年のバレンタインに賭けてるんデス!!」
「その日に何をしようと構わんが、お前の個人的問題を勝手に仕事と混同させるな」
「それはダーリンに言ってくださいーぃ。今年のバレンタイン、もしダーリンがわたしに愛を求めてきたら、わたしはいつもと変わらず出社しますが、もしそれがなかったらわたしはジュニアを連れて里帰りさせてもらいマス」
「里帰りって・・・お前の実家はニューヨークだろうが!いったい何か月休むつもりだ」
「傷心を癒すためにも少なくとも半年…」
「ふざけるな!!そんな阿呆なこと認められるわけないだろうが、却下だ、却下」
「阿呆なことではありマセン!!わたしは超真剣!!大真面目デス!!」
・・・もう帰ってもいいかな?

