昨日わたしが翔くんに抱きつきながらおいおい泣いているとき、慰めようと必死だった翔くんが色々と口走ってくれた
アメリカへの留学は大分前から決まっていたこと
巧叔父さんの知り合いの社長さんにお世話になること
そしてこのことをわたしには知られないようにと巧叔父さんに口止めされていたことも
昨日は出発までもう一か月切ったことで翔くんがうっかり口を滑らせてしまったらしい
翔くんが巧叔父さんの言うこと聞くのはは火を見るよりを明らかでそれはしようがないことだとしよう
でも、なんでわたしにそれを黙ってるようなことをしたのさ
それが納得いかずに今日、巧叔父さん本人のところへ直接殴り込みに来たということです
わたしの主張を聞いた巧叔父さんは苛立ちをまったく隠そうともせず盛大にちっと舌打ちをした
「前日までに口を割るなと言っといたのに…」
「なっ!?出発する前の日まで黙っているつもりだったんですか!?」
一か月前でも十分遅いぐらいなのに、前日に翔くんと離れ離れになることを知った時のことを考えるとゾッとした

