だって、自我が芽生えた時から翔くんのことだけを見てきたんだよ
翔くんへの想いが自然に消滅するなんてありえない
でもこのままじゃ苦しくて死んでしまうかもしれない
なのに…なのに…
「翔くんに会いたくて堪らない!!!」
「もう美咲、すっごいめんどくさい」
もう一か月も翔くんに会ってない
あの日から、またあんな場面に出くわしてしてしまうんじゃないかと怖くなり、毎日のように通っていた設楽の屋敷には一切近づかなくなった
もう翔くん大好きなわたしとはお別れしなくちゃいけないのに、会えない日々が続いたせいかますます翔くんへの想いが膨れ上がる
見事なる悪循環にはまった
「ふむ…。わたしはまだ誰かを好きになったことがないから美咲の気持ちはよくわからないけど、このまま美咲が泣き続けるのはさすがに少し心配になる。いつか脱水症状を起こして干からびてしまう恐れがあるからね」
「わたしは、植物かいな…。でも、心配してくれてありがと…」
色々とツッコみを入れてくるが、やっぱり聖実はお優しい

