すると、女の顔が分かりずらいが、ムッとしたのが分かった。

 そして、こう言った。

「風呂は、嫌い。」

「はぁ!?そんな事言ってる場合じゃねーだろ。さっさと行ってこい。」

「嫌だ。」 

 風呂へ入るように促すが、頑なに拒否する女。

 メンバーは呆れて、ため息をついている。

 そして、女は口を開いた。

「…じゃあ、ここの仲間に入れてくれれば、風呂入ってくる。」

 すると、また一気に視線を集めた女。

 なに言ってんだコイツ。

「ここに…仲間に入れてほしいの…」

 そう言って彼女は返事も聞かず、風呂へと去ってしまった。