「だって猫だろ。風呂も嫌いだし、撫でられるの好きで、何かツンデレっぽいし。」

「ちょ、最後のいらない!」

「はいはい。」

「分かってないでしょ!」

 ルイに流され、ムッとしながらも奏雨はこう言った。

「別に、私本当に猫なんだけど…。」

「あぁ、確かにこんな性格じゃあ猫って言われるわな。」

「そうじゃなくて…もう。いいわよ。」
 
 奏雨は少しムスッとしながらも、これ以上言うのは諦めた。
 
 すると、大きな欠伸が出てきた。

「とりあえず、今日は寝る。というか、眠いの。」